さや(@38kurashi)です。
このたびリフォームした滋賀の家は築50年。
古民家ほどじゃない、和風住居です。
この家をリフォームしようというとき、インテリアの参考になる本を探していました。
その時気づいたのですが、世の中のリフォーム・リノベーションの本や雑誌って、
”まっしろぴかぴか~”にしてしまうものが多いんですね。
明るい部屋がいいっていうのは分からなくないんですが、「いや、そこちゃうねん。」と声を大にして言いたい。
私は古い雰囲気が好きでこの家を選んでんねん、と。
真っ白にしすぎたらその古い雰囲気が消えてまうやん、と。
古いものを古いままに住んでいこう、という趣旨の本、かつ雑誌のようにできるだけ写真が多い本を探したのですが、なかなか見つからず…。
本屋や図書館を巡って、これがしっくりくるな~と思った本が見つかりました。
VINTAGE HOME 2 ビンテージハウスで楽しむスタイルのある暮らし2
古い家には、建物そのものの良さだけでなく、
さまざまなことを教えてくれるよさがあります。時間の流れが緩やかになり、暮らしを慈しむ気持ちがうまれます。
庭とゆるやかにつながり、季節の移り変わりを教えてくれます。
古い家には、自然と人が集まり、人と人をつなげてくれます。VINTAGE HOME2では、
ギャラリーを営む人、アート活動を行う人、喫茶店を始める人、
ヨガスタジオを開く人、地域コミュニティをつなぐ人……など、
古い家から生まれるあたたかくも力強い13の物語を紹介しています。
古い家に住んでいる方の素敵な暮らし方を写真と文章で紹介されている本です。
こちらの本、実は、リフォーム担当の建築士さんからいただいたもの。
私の好みドンピシャですごく嬉しかったです。
もうあなたに全てお任せします!と言いたくなるくらい。
同じように参考になる本を探したのですが、これ以上に参考になりそうな本が未だ見つかっていません。
まず、写真が素敵!
陰翳礼讃のような、暗さと明るさの対峙を表現されている感じがとてもいいです。
暗くて落ち着いた感じ、窓の外に見える明るい緑との対比がとても、好み。
インテリアも参考になります。
全部ピカピカにリフォームしてしまうのではなく、今ある空間にどういう家具を足したら、どう生かせるのかが紹介されていて、インスピレーションが掻き立てられます。
古民家のみならず、米軍ハウスや洋風アパートなどいろんなタイプの家が紹介されていますので、和風のインテリアだけじゃなく、他のテイストも参考にできますよ。
私が一番好きなのは、「03 縁側のある平屋に暮らす」です。
こちらの本、写真多めのビジュアル重視ですので、具体的な間取り図とか、こちら〇〇社の製品ですとか、(むしろDIYしました、とかもう廃版ですっていうのも多い)リフォームに〇〇円かかりました、というのは分からないですね。
こういう雰囲気好き!というのを、家族や建築士さんと共有するのにいいかと思います。
古さの中にある落ち着き、重厚さ、誰かの手が入っているこなれた感じの住宅に憧れがある方、ぜひ一度読んでみて下さいね。