振り返り
さや(@38kurashi)です!
前回の記事では古い家の間取りが夏を過ごしやすくするために良くできている、ということをお話ししました。
この記事では、我が家に設置したエアコン2台と追加購入した扇風機でどう過ごしているかをお伝えしま~す!
現在の我が家の冷房設備の布陣はこれだ!!
まずはエアコン2台を設置したよ
さて、前回の記事でお話ししたように、涼しく過ごせる我が家といえども暑い日もあり、エアコンは必須!ということで、エアコンを設置することになりました。
各部屋ごとの気温の上がり方や、優先して冷やしたい部屋など考慮して、エアコンは既に持っている2台のみ設置して追加購入はなし。
扇風機を買い足して、エアコンの冷気を他の部屋へまわすという作戦にしました。
扇風機頼みです!
エアコン1台目:2階の寝室
まず、エアコン1台(6畳用)は家族全員で寝ている2階の部屋に設置することに決定しました。
この部屋、窓を開ければ風が通ることもあるのですが、熱帯夜であったり風のない日もあることから、エアコンは設置することに。
子どもたちもいますし、夜寝苦しいのは本当にしんどいですからね。
こちらは屋根の上に室外機を置けば大丈夫ですし、外壁も近いのでエアコン本体と室外機の接続にも特に問題はなし。
工事もサクサクと進みました。
土壁に木の角材をわたして、エアコン本体を付ける土台を作って設置しています。
で、問題なのはもう1台を1階のどの部屋のどの壁につけるかということ。
ここに古い家ならではの問題があったのです…!!!
どこに付けるかいろんなパターンを考えましたよー!
エアコン2台目:1階リビング
さて、エアコンの構造は皆さんご存じかと思いますがおさらいを…。
エアコンには室内機と室外機があります。この2つはそう遠くない距離で繋ぐ必要があり(熱交換器の効率のため)、室内機から室外機へ向けては排水する必要があるのでダクトに勾配を付ける必要があります。
実は設置の条件がいろいろとあるのです。
で、まずは我が家の1階の間取り図を再度ご覧ください。
当たり前ですが、残り1台の貴重なエアコン、よく人が過ごす部屋に設置したいですよね?
台所も暑いのは分かっているのですが、過ごす時間は少ないので台所に付けるのはちょっともったいない…。
前回の記事にも書いていますが、我が家のよく人が過ごす部屋は外壁から離れたところにあるんです。
つまり!
よく人が過ごす部屋にエアコンをつけると、室外機までが遠くなる問題勃発!!
さらに、和室は壁が少ないので、(柱の間に障子や襖が入っている。壁があっても土壁だったり)エアコン室内機を付ける場所も限られている問題も勃発!!
古い家特有の、居室と外気との間にクッションとなる空間があり、その空間のおかげで暑い、寒い空気が直接居室に流れ込まないようにしている構造はさすがだなーと思ったのですが、いざ文明の利器を設置しようとすると設置場所に悩むということになってしまいました…。
私と夫であーでもない、こーでもないと考えましたが、最終的にはリフォームをお願いした工務店さんに相談して決めました。
それがこちら!
- 和室の縁側側の欄間部分にエアコン本体を設置
- 後ろから出たダクトは縁側の柱に這わせ、縁側の床に穴をあけて床下へ
- 庭の一角に置いた室外機に繋げる
欄間が中途半端に開いていたり、縁側にチューブが露出したりと力技での施工になりましたが…なんとかリビングとして使っている部屋にエアコンの設置が完了しました!
ダクトの排水の角度も取れてベターだったのではないかと思います。
床の間の上の方に穴をあけて裏の物置にダクトを通すという案もありましたが、エアコン本体と室外機の距離が遠くなり、更に室外機の排熱のことを考慮して不採用…。
このエアコンの設置位置の先に壁掛け扇風機がありますので、冷たい空気を出した後は扇風機で部屋の中に循環させるという使い方をしています。
ちなみにこのエアコンは13畳用なので、となりの子ども部屋との間の襖は開け放ち、2部屋を同時に冷やすようにしています。
足りない分の扇風機を買い足したよ
さて、この和室にエアコンを設置したのはいいんですが、1階の他の部屋は暑くないのか?という話になりますよね。
他の部屋は日中なるべく使わない、扇風機でエアコンの冷気を送ることで対応しました。
台所横の部屋(ダイニング)用扇風機
台所横の和室(ダイニング)はどうしても風が通りにくく暖気がこもりがちで、既存の壁掛け扇風機も首振り機能が壊れていてうまく機能しなかったため、新しい床置きの扇風機を買いました。エアコンのある部屋から冷気を送ろうという作戦です。
夏以外でもサーキュレーションとして使えるよう、天井を向くこともできて、遠くまで風を送れる機能が付いているものにしました。
ハイスペック!!
冬になったら天井に溜まったストーブの暖気を回すために使おうと思っています。
我が家の古い家には黒い色が合うなあと思っていますので、黒色にしました。
台所用扇風機
調理中の台所もすんごく暑いです。天井を抜いて天井高が高くなったので、暑い空気は上の方へ行ってくれるのでマシかと思いきや鼻から上ぐらいが暑い…。
私が平均以上の身長のせいもあるかも。
北向きの台所で直射日光も入らないので、朝は大丈夫なんですが、夕方以降、特に夕飯の準備の時が暑い!コンロで火も使っていますしね。
なのでここも隣の部屋から扇風機で冷たい風を送る作戦にしました。扇風機買い足し2台目です。
黒色の一般的な扇風機を購入しました。
稽古場用扇風機
稽古場は本当に暑くなります。40度超えも珍しくないです。
南西の角部屋になるので日中ずっと壁や床に日光が当たり、天井板を抜いたままで屋根裏に断熱材も入れてないので屋根からの熱気もあります。これは失敗したなーと思ってて、断熱材をいつか入れようと計画中です。
稽古場の一角がランドリースペースになっているので、洗濯物はめちゃくちゃよく乾くのはうれしいところ。
実はランドリースペースの一角に古いエアコンはあるのですがうまく動かず…。位置的にも稽古場全体には全然効きません。
将来的には新しくエアコン入れたりと設備的に対策するかもしれませんが、今のところ日中に頻繁に使ったりすることも少ないので、そのままです。
ただ、風だけでもと思って、屋根裏周りの空気までかき回せるよう大きな扇風機(工場で使うような工場扇)を買いました。
基本的に室内干しの我が家、洗濯物を乾かすのに大活躍しています。
ただ、音はすごくうるさいので…寝室や居室から遠いところで使われるのをおススメします!
写真の工場扇には子どものいたずら防止としてネットを2重で被せています。
2階の洋室はどうしてる?
2階のエアコンを付けなかった1室は、現在クローゼット兼物置ですので、エアコンは設置していません。
将来的には子どもたちの個室になるのかなーと思っていますので、そのときはエアコン設置しようと思います。
いつ個室が欲しいと言い出すのか、楽しみにしています~
最小限のエアコンと扇風機フル活用で生活しています
広い我が家ですが、この夏はエアコン2台、扇風機5台で乗り切りました!
今年だからか、この地域の特性か、夏といえどもめちゃくちゃ暑い日は少なく、エアコンも9月になってからはほとんど使っていません。
以前住んでいた京都市の夏に比べたら天国ですわ~
窓を開ければいい風が入ってくる日もあります。
ただ、どうしても暑い日があるのも事実で、熱中症にならないようにエアコン・扇風機は適切に使っていく必要があると思いました。
文明の利器にも頼りつつ、古い家の夏を乗り切る工夫は残していきたいですね~!!