さや(@38kurashi)です。
今回、滋賀へ移住するにあたり、中古物件、それもできたら古民家と言えそうなぐらい古い物件を探そうという方針でいろんな物件を見ていました。
物件を探しているなかで、「まっさらな土地を買って新築する??」と考えた時期もありましたが、やっぱり新築ではなく中戸物件を探すことを諦めきれなかった理由があります。
今回は新築を建てるよりも、古い中古物件を購入することを選んだ我が家の考えをお伝えします。
新築にもものすごい憧れがありましたが、いい物件に巡り合いました!
自然素材をふんだんに使った家に住みたいが、新築では価格面でハードルが高かった
今まで一軒家、マンション、アパートといろいろな家に住んできましたが、好きだな、居心地がいいなと思えるのは自然素材でできた家でした。
木造の構造体、土壁、漆喰の壁、無垢の木の床、畳、石が敷き詰められた玄関。
ただ、そういう自然素材を使った家を新築で建てようとすると、今の時代、それなりの金額になります。
「限りある予算は、広さのある土地の購入資金にあてたい。」
「環境が変化し急に引っ越さなければならなくなった、など不可避の事情にも対応できるよう、家にお金をかけすぎたくない。」
そんな思いもあり、どうしたらお金をかけすぎず、自然素材の家が建てられるだろうと考えたときに気づきました。
「新築じゃなく古い家でも、しっかりと作られた家はある。昔ながらの伝統的な自然素材で作られてる、そして、古い家はほぼ土地代だけで購入できる!」
築年数の経っている家はほぼ土地代だけで購入できる
皆さん、住宅における法定耐用年数ってご存じでしょうか?
木造住宅は法定耐用年数が22年となっています。
もちろん22年経った家は、寿命がきて住めなくなるということではありません。税制上の話です。
ちなみに22年以上経った中古物件の法定耐用年数は4年です。
築年数が22年以上経っている木造住宅は、家が建っている土地を購入したとしても、ほぼ土地代だけで購入できます。
耐用年数等用語の詳しい説明は、以下サイトが参考になります。
古くてもしっかりと建っているいい家なのに、価値がないっていうのは不思議な話だなあと常に思っているのですが、逆手にとって、お得に家を購入することも可能です。
「今の大工さんの技術じゃ、こんな家を作ってくれる人、ほとんどいませんよ!」
「こんなに太い柱や梁を使ってるなんて贅沢ですね~。」
という立派な家が、ほぼ土地代のみで手に入る可能性もあります。
リフォーム代をプラスしたとしても、理想の家が価格をおさえて購入できるかも、ということに気づき、ある程度築年数が経っている中古物件を重点的に探すことになりました。
古民家の魅力にドはまりした
中古物件をインターネットで探そうと決めたとき、実は古民家は視野にいれていませんでした。
古民家に憧れはあるものの、インターネットの不動産検索ではなかなかひっかからないだろうから、どう探せばいいかよくわからないし、住めるようにするまでにお金や時間、手間がかかりそうだし…ということで、あまり真剣に探していませんでした。
ただ、物見遊山で内覧に行った古いお屋敷(江戸時代からある?広くて歴史が感じられてすごく立派でした!)に非常に魅了されまして…。
古民家、までいかなくても、質の良い建材を使った和風住宅を探したいなあと思うようになりました。
実際に見学に行ったのは滋賀県大津市の南の方にあるお屋敷。
※今は売約済みとなっています。このサイトは、関西にある、すぐ住めそうな古民家を探すのにおすすめですよ~
立派な柱や梁、凝った建具、庭も手入れされていて、敷地内に畑つき。
こちらがとても素敵で、一目見て気に入ってしまいました。
大きく予算オーバーしていましたが、とっても魅力的で、本気で顔かしばらく悩みました
しかも、この物件が物件探しの一番最初に内覧した物件だったので、目が肥えすぎて、この後に見る物件がいまいち魅力的に見えないということに…。
ハードル上げすぎました…。
ピカピカよりしっとり落ち着いた感じが好き
新建材でピッカピカの家も綺麗なんですが、昔々からずっとそこにいて、時間が経って味が出てきている家が好きなんです。
本当に良いものっていうのは、古くても手入れされてて美しいし、というか手入れをしなくてもよくもつし、自分よりだいぶん長生きしてるものに囲まれている安心感というか。
とにかくいい!!
新築にはない魅力が中古物件にはあります
我が家が古民家寄りの中古物件を選んだわけは以下4つです。
- 自然素材をふんだんに使った家をお得にゲットしたかった
- 中古物件だと土地代だけで家も付いてくる
- 歴史あるお屋敷を内覧してしまって古民家の魅力にはまった
- まっさらピカピカよりしっとり落ち着いた雰囲気が好き
理想の中古物件を探すのはなかなか大変ですが、多少リフォームの必要があっても、歴史が感じられる家に住みたいという方、中古物件を探してみるというのもおすすめですよ。
我が家は運良く、インターネットで見つけることができましたが、なかなかインターネットには出てこないことも多いです。
住みたい地域にまず賃貸で入居してみて知り合いを作ってから探す、自治体の職員さん経由で探す、などいろいろと手段はあります。
ぜひ根気よく探してみて下さいね。