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我が家で過ごした初めての夏、古い家は夏を過ごしやすくする工夫がいっぱい!

古い家は 夏を過ごしやすくする工夫がいっぱい! 昭和の家リノベ

さや(@38kurashi)です!

今年、初めて古い我が家にて、ひと夏を過ごしました。

子どもら、夫は日中いないことが多いのですが、私は在宅仕事のためほぼ一日中家にいることも多く、夏の暑さに一人奮闘していました。

さや
さや

意外と涼しいけど、意外と暑い、そんな夏でした

古い家で過ごした初めての夏を振り返り、古い家での間取的な暑さ対策についてお話しします~!

とはいえ昔より暑くなった最近の日本、エアコン設置など我が家の冷房設備対策も別記事でまとめてお伝えしようと思います。

入居時の我が家の空調

懐かしのNational製

我が家が引っ越したのは3月の中旬頃。

まだまだ肌寒く石油ストーブが大活躍していたころです。

エアコン2台は既に所持していたので、前住んでいたマンションから運び込んではいたのですが、まだ設置はしていませんでした。

「古い家はエアコンなんかじゃ温まらないぜ」という方々からのご意見を参考に、エアコン設置はひとまず先送りし、石油ストーブを2台購入し、その暖気を壁掛け扇風機で部屋中に回すというやり方で温まっていました。

そんなこんなで5月末になったころ、ちょっと汗ばむ日もあり、そろそろ冷房設備について考えねばということになりました。

我が家に元からついていたのは2台の壁掛け扇風機(1台は首振り機能が壊れている)と、リモコンが見つからず送風しかできないエアコンのみ。

間取図から見るとこんな感じです。

広い家なのになんて心もとないんだ…。

ちなみに、去年の8月のお盆頃に一度我が家で過ごしており、その時に、「エアコンは…絶対いる…!!!」と実感していました。

その日は最高気温35℃を超えようかという猛暑日。

窓全開にして扇風機をガンガン回していましたが、全く追いつかず、子どもらと一緒に屋外でプールに入っているのが一番涼しい~という状況でした。

近くのアメダスを確認しても、やはりここ数年、最高気温は35℃や36℃の日があり、風があまり吹かない日もあるので、エアコンを設置せずに乗り切るというのは難しいなと思っていました。

しばらく暮らしてみて家の中の気温の癖を把握

我が家で暮らしていて分かったことですが、太陽の光が入ることで、朝、昼、夜と各部屋の気温が大きく変わることが分かりました。

朝、東からの低い日が縁側から入り縁側の床に当たるので、朝方の縁側の床はとても熱いです。

それに伴って、隣接しているリビングや子ども部屋もじわじと暑くなります。縁側との間にある障子を締め切ればいくばくかは暑さがマシになるかなーというところ。

稽古場や台所、ダイニングは直射日光が入らないのでひんやりしています。

2階も東側に窓があるため、直射日光が入ってじわじわ暑くなりはじめます。

昼間、日が高くなり庇で日光が遮られて縁側の暑さは落ち着きますが、稽古場は南西からの日光が直接床に当たるので、夕方にかけてものすごく暑くなります。

40℃近くになることも…。

夏の日中に稽古するなんて無理なんじゃないかなというレベル。

稽古場の隣のランドリースペースに干している洗濯物はめちゃくちゃよく乾きますので、それはありがたい。

台所横のダイニングは家全体の空気が暑くなってくるので、さすがにちょっと暑さを感じてきます。

2階は熱い空気が溜まりやすいのでどうしても暑いですね。

夜は、日光がありませんので、全体的に暑さは落ち着きます。

扇風機を使うだけで涼しく感じられますが、台所は隣の土間からの西日が少し差したり、コンロで料理をする時間が増えますのでじんわりと暑いです。

2階や稽古場は日中の暖気がなかなかぬけず夜も暑さが残りがちです。

ちなみに家の中じゃなくて、外の日陰に出てちょっとでも吹いている風にあたった方が涼しい、なんて日も結構ありました。

古い家は夏を涼しく過ごす工夫がたくさん

夏、丸一日家で過ごしてみて、古い家の間取りは夏を乗り切る工夫がたくさんあることがよく分かりました。

外壁と接する一番外側の空間(縁側など)は、外の暑い空気や光に影響され、温度差が激しくなります。その空間を緩衝として、家の内側に普段過ごす部屋があると、急激に暑くなることもなく、比較的夏でも過ごしやすい空間になります。

我が家の畳のある部屋(普段過ごしている部屋)は全て外とワンクッション置いた場所にあります。

我が家は障子や襖で細かく分けられるので、日中暑い空間(稽古場や縁側)は障子や襖を閉めて使わないようにして、壁から遠くて直射日光が当たらない部屋(我が家ではダイニング)を頻繁に使うようになりました。

こういう日光の当たらない部屋って暗いし、冬は寒いし、湿気も溜まりやすいしで敬遠されがちだと思うのですが、夏は本当に涼しくってありがたい部屋でした。

ガラス障子を閉めれば、適度にあかりとしての光は取り込みつつ、暑い空気は遮断でき、日が落ちてからは障子を開け放てば広々解放感も感じられます!

障子を締め切っても、下をガラスにしておけば窮屈な感じはないです

春、ぽかぽか暖かい縁側で仕事をしていた私ですが、夏になると暑すぎるので、窓から遠いダイニングで仕事をするようになりました。

季節ごとに過ごしやすい部屋が違うので、過ごしやすい場所を求めて移動しています。

また、縁側の庇は深いので、隣のリビングや子ども部屋の和室まで直射日光が入ってくることはありません。

縁側から続く庇が深いです

急な豪雨になっても庇のおかげか、縁側の窓を開けっぱなしにしていても雨が吹き込むことはありませんでした。(台風などは除く)

稽古場は20年前くらいに増築された新しいものですが、こちらは庇が深くないので、昼過ぎのまだ日が高いときの日光も入ってくるし、ゲリラ豪雨になったら雨は吹き込んでくるしで、なかなか大変です…。

一番南側ですので冬は暖かいのですが、夏は空調なしでは過ごせない空間になっています。

古い家の中心近くにある、窓のない暗い部屋が、夏にはすごく涼しい部屋ということ、深い庇があることで夏過ごしやすくなることが分かり、古い家の間取りって昔の人の知恵が詰まっているんだなーということを肌で感じました。

季節や一日の時間ごとに過ごしやすい場所が違うなということが分かりましたので、また、秋や冬の様子もレポートしたいと思います!

されど文明の利器は必要で

追加で買った扇風機です

さて、涼しいとはいえ、昔と違い夏の気温も上がり、熱中症リスクも上がっていますので、我が家はエアコン2台を設置し、扇風機を買い足しました。

詳しくは別記事にてレポートしますね。

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